2015年1月10日土曜日

2015-01-09 俺と親父マシン


暇だったので、改めて俺の親父マシンに対するスタンスを記しておくことにした。

■最初に結論


・親父マシン、ダメ、ゼッタイ   ※ジュニアクラスの話です

■考察


「子供の勝負に親が手を出すな」
これに尽きるでしょう。
親が出して良いのはアドバイスと多少の小遣いです。
子供が主役のクラスなんですから。

基本は上の通りなのですが、いろいろな事例を見みると、
大人の介入の仕方や力加減は、一概に「こう」とは決められないようです。
いくつか例を見てみましょうか。

■少年スポーツ(野球とかサッカー)の場合
これらの強豪チームは親の介入無くして成り得ません。優れた監督、コーチを招き、普段の食事からスケジュール管理、消耗品や交通費の補助、遠征時の同行まで、万全のサポート体制有っての強豪チームとなります。
しかしながら野球にしてもサッカーにしても試合が始まれば親は指くわえて見てるしか無いわけで、親はどれだけ頑張っても、試合が始まるまでの準備にしか携わることができないのです。

■モータースポーツの場合
ミニバイクレースやカートなどのモータースポーツはどうでしょうか。
少年スポーツと同じく様々な親の介入がありますが、大きく違うのは、親が子供に「やらせてる」割合が多いこと、親等が用意したマシンで勝負すること、すなわち勝負の場面でも親等の力が介入しているところですね。

 #当然ながら例外の方もおられます。

まさに親父マシンなのですが、これらは批判されません。
そもそもモータースポーツとは個人で戦うものではなくチーム力で戦うスポーツだからです。
個人的趣味でちまちまやってる大人レーサーより、万全サポート体制の中学生レーサーの方が速いとか、よくある話ですからね。

 #レースの楽しみは速い、遅いだけではないですけどね

 ##その昔「俺のサーキット」という、母親から強烈に反対されながら
 ##小学生がポケバイやるというリアルスポ恨モノがあったんですけど、
 ##主人公と近い年だった俺は、これはようやらんわ(;´Д`)・・・って感じでした。


■ミニ四駆の場合
ではミニ四駆はどうか。
資金調達、マシン調達、部品調達、資金管理、スケジュール管理、マシン制作、メンテナンス、レーサー、マネージャー、そして全体を統括する総監督までを一人で行う、いわば一人親方レーシングチームが競うモータースポーツがミニ四駆なのだと思っています。

もう一つ。
本来ならチームでなければ出来ないモータースポーツを1人でできるところが、模型のモータースポーツの面白いところなんだと思います。

だとすると、レーシングチームの運営はその総監督(=子供本人)に担わせるべきではないでしょうか。
たとえ子供であっても主体性を持ってモータースポーツに挑むことができる。
これこそが、ミニ四駆が「手のひらサイズのモータースポーツ」と呼ばれる所以ではないでしょうか。

こう考えると、私が感覚的に合うのは、少年スポーツの関わり方でした。
親が育てるのは、子供のマシンじゃなくて、子供。
子供を育てて一丁前のレーサーにするんですよ。ソコが醍醐味です。
資金面や運営面で介入したり、技術面の情報交換や工具の貸し借りは、置かれた環境なので許されると考えています。
でも、マシン作成に手出しするのは、「やりすぎ」だと思いませんか?
バットやボールに細工してるって話ですからね。

子供のマシン作るのって、そもそも何が目的なのでしょうか。
レースの楽しさを知ってもらうために作るのならともかく、
勝つためだとしたら、目的と手段が入れ替わってはいないでしょうか。


■おわりに


こういうところに気をつけて、ミニ四駆をしたいと思います。
自戒も含めて、気をつけていこう。


■補足:小さな子がレースに参加するための素組+αはOKでしょうな。

■参考リンク:所謂「親父マシン」に対する解釈と弁解について

2015/01/19~22 加筆修正




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